近年、スキンケア業界で注目を集める「バクチオール」。天然由来でありながら、肌にやさしくエイジングケアができると話題ですが、本当に効果があるのでしょうか?
バクチオールは、「植物由来のレチノール代替成分」ともいわれ、敏感肌の方でも使いやすいスキンケア成分として知られています。近年では、シワやたるみのケアだけでなく、毛穴の引き締めや肌のハリ・ツヤUPにも効果が期待され、多くのスキンケア製品に配合されるようになりました。
子供の頃から肌が弱く、肌によいものを使いたい!とは思うものの超乾燥肌である私の欲する潤いレベルに届くものとはなかなか巡り合えず、、、。 積み上げた”残念”な経験を経て期待薄で使い始め、その後しっかりスキンケアルーティーンにメンバー入りしたバクチオール。
本記事では、そんなバクチオールの効果や特徴、正しい使い方や注意点まで徹底解説します。バクチオールを取り入れて美肌を目指したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
バクチオールとは?
バクチオールは、インドや中国で伝統的に使用されてきた植物「バブチ」から抽出される天然由来の成分です。エイジングケア成分として注目され、レチノールと似た作用を持つことから「植物性レチノール」とも呼ばれることがあります。
バクチオールの大きな特徴は、肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも使用しやすい点です。また、紫外線の影響を受けにくく、朝晩どちらでも使用可能であるため、スキンケアに取り入れやすい成分です。
レチノールとバクチオールの違い
レチノールとバクチオールはどちらもエイジングケアに効果が期待される成分ですが、その特徴には大きな違いがあります。
刺激の強さ
レチノールは肌のターンオーバーを促進する作用が強いため、一部の人には赤みや乾燥などの副作用が現れることがあります。一方、バクチオールは天然由来の成分であり、刺激が少なく敏感肌の方でも使用しやすいのが特徴です。
使用できる時間帯
レチノールは紫外線の影響を受けやすいため、基本的に夜のみの使用が推奨されます。一方、バクチオールは紫外線による分解を受けにくいため、朝晩どちらのスキンケアにも取り入れることができます。
妊娠中・授乳中の使用
レチノールはビタミンA誘導体であり、妊娠中や授乳中の方には推奨されていません。これに対し、バクチオールはビタミンAとは異なる成分であるため、妊娠中・授乳中でも比較的安心して使用できるとされています。
効果の即効性
レチノールは即効性が高く、短期間で肌の変化を感じやすい成分ですが、その分副作用が出やすい傾向にあります。一方、バクチオールはマイルドに作用するため、効果を実感するまでに時間がかかるものの、長期間使用しやすいのがメリットです。
このように、レチノールとバクチオールはそれぞれ異なる特徴を持っています。肌質やライフスタイルに合わせて、適切な成分を選ぶことが重要です。
バクチオール | レチノール | |
①刺激 | 弱い | 強い |
②使用できる時間帯 | 規制なし | 夜 推奨 |
③妊娠中・授乳中 | 使用可 | 使用不可 |
④効果の即効性 | 低い | 高い |
バクチオールの効果は?
バクチオールは、肌のコラーゲン生成を促進し、ハリや弾力を向上させる働きがあります。特に、シワやたるみの改善に役立つとされ、エイジングケア目的で使用されることが増えています。
また、肌のターンオーバーを整えることで、透明感のあるなめらかな肌へと導きます。毛穴の引き締め効果も期待されており、皮脂バランスを整えることで毛穴の目立ちを抑えることができます。
さらに、バクチオールは抗酸化作用を持ち、紫外線や環境ストレスによる肌ダメージを軽減する効果もあります。これにより、肌の老化を防ぐのに役立ちます。
(参考)化粧品ジャーナル、バクチオールの基本情報・配合目的・安全性、化粧品成分オンライン、公開日2024-08-24、URL、2025-03-03
バクチオールを使う際の注意点
バクチオールは比較的刺激が少ない成分ですが、正しく使用しないと肌トラブルにつながる可能性があります。特に、以下の点に注意が必要です。
◎他の成分との相性:レチノールや高濃度のビタミンCと併用する際は注意が必要です。共に非常に刺激が強いため、バクチオール自体は基本的に刺激は低いのですが、こういった成分と併合することにより人によって赤みや乾燥が出ることがあります。トラブルが出た場合にどの成分によるものなのかを見極めるためにも、はじめは単体で使用し、様子をみることが必要です。
◎敏感肌の方への注意点:バクチオールは基本的に低刺激な成分ですが、全ての方に適応する訳ではありません。植物由来成分からまれに植物アレルギーを起こす場合があります。敏感肌の方は特にパッチテストを行い、異常がないか確認してからお肌全体に使用するようにしてください。
◎肌に合わなかった場合の対処法:赤みやかゆみが出た場合は、すぐに使用を中止し、肌を落ち着かせるケアを下記手順に沿って行いましょう。
【手順①洗顔】刺激の少ない洗顔料を使用し、ぬるま湯(32~35℃)で摩擦しないよう優しく 洗います。 【手順②保湿】アルコールや香料を含まない低刺激の化粧水(セラミド・ヒアルロン酸・アロエ エキスなど配合)でお肌を整えた後に、ワセリンやシアバター、セラミド配合の保湿クリーム を使って肌のバリア機能を補います。
バクチオール配合のおすすめアイテム&使用法
●バクチス バクチオール美容液
内容量 | 30ml |
---|---|
価格 | 8580円 |
生産国 | 日本 |
全成分 | 水、BG、グリセリン、アスコルビルグルコシド、バクチオール、シロキクラゲ多糖体、ビフィズス菌培養溶解質、ココイル加水分解コラーゲンK、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、タイサンボク葉エキス、ヒアルロン酸Na、ブドウ果実エキス、タマリンドガム、レシチン、グアイアズレンスルホン酸Na、シコニン、アルギニン、ペンテト酸5Na、クエン酸Na、クエン酸、1,2-ヘキサンジオール、安息香酸Na、フェノキシエタノール |
使用法 | スポイト1プッシュを手に取り、洗顔後の清潔なお肌に満遍なく塗布し十分になじませます。その後はお肌の状態を見ていただき、普段のお手入れをしてください。お手入れの際は、摩擦や擦らないようにやさしく押さえるように塗布していただくのがポイントです。 |
製品サイト | バクチス セラム |
バクチスのセラムは、バクチオールの持つエイジングケア効果を最大限に引き出すよう設計された製品です。肌へのやさしさを重視しながらも、ハリやツヤをしっかりサポートする処方が特徴です。
特徴とメリット
- 低刺激処方:バクチオール自体が植物性なので敏感肌の方も安心
- 1本4役設計:1本で導入化粧水・化粧水・美容液・アイクリームの役割。毎日のスキ ンケアを時短へ
- 日本製バクチオール:きめ細やかな日本人の肌質を分析・研究して日本人の肌に合 うように成分配合
おすすめの使い方
バクチス セラムは、朝晩お使い頂けます。バクチス洗顔で清潔にした後、乾いたお肌に適量の顔全体になじませます。その後必要な方は同シリーズのバクチスミルクで保湿してください。朝使用する場合は、バクチスUVミルクを忘れずに。またスペシャルケアとしてバクチスマスクもおすすめです。
◎関連商品 バクチス洗顔
◎関連商品 バクチスミルク
◎関連商品 バクチスUVクリーム
◎関連商品 バクチスマスク
基本ステップ |
目的 | |
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朝 | ①洗顔 → ②美容液 → ③ミルク → ④UVクリーム | 外部刺激から守る |
夜 | ①洗顔 → ②美容液 → ③ミルク → ④バクチスマスク(週1回) | 肌の回復・保湿 |
おすすめ使用法1⃣
私はかなりの乾燥肌ですが、真夏はこの基本ステップでOK! 但し乾燥が気になる秋から冬にかけては朝晩共に③のあとに保湿クリームをプラスします。たまたま愛用しているものを併用したらとても調子が良くその流れをレギュラー使いしていたのですが、後々そのクリームがバクチオールと相性のよいナイアシンアミド配合だということが発覚!成分同士の相性って本当にあるんだと、後付けで実感! 他にもバクチオールはヒアルロン酸との相性も良いとのことなので、乾燥対策のマッチングの次なる候補として探し中!見つけたらまたアップしますね。
おすすめ使用法2⃣
日焼け止めだけは一年中塗るべし!を頑なに守っている私ですが、バクチスのUVクリームをメイク前に塗ると本当にお顔真っ白となるお恥ずかしい感じになるので要注意! 環境を考慮して紫外線吸収剤不使用ということが原因なのかなと思いつつ、地球に優しい拘りは応援したいのでこちらを使用する場合はファンデーションは塗らず、コンシーラーで気になる部分を隠したあとにお粉で仕上げす。なのでもっぱら休日用として愛用。仕事や人に会うときは③のあとにUV効果のある化粧下地を使い、そのあと通常メイクをします。
おすすめ使用法3⃣
こちらの洗顔はクレンジング効果はないので、私の場合メイクをした日の夜はクレンジングでメイクオフし”①洗顔”のステップは飛ばして②となります。
まとめ:バクチオールを正しく使って美肌を目指そう
私は幼少期から肌が弱く、常にスキンケアには悩まされています。肌の悩みは多いのに、仕事と家事に追われ、ゆっくり肌をいたわる時間などないことにまた悩む、、、という悩みスパイラルの日々。
そんな中出会ったのがバクチス シリーズです。今までも植物由来と呼ばれるスキンケアは試したことがありましたが、超乾燥肌な私にはどこか物足りなく、正直大きな期待はしていませんでした。ただ洗顔のあとに一本で済むオールインワンアイテムは自然派化粧品には珍しく、そこに惹かれて購入。シンプルケアということ”だけ”が決め手でした。結果は大成功!使用してすぐに劇的な変化はありませんでしたが、3か月での肌改善が認められているという情報を得てとにかく使い続けようと決意。目に見える肌改善はなくても、肌トラブルが起きにくくなった、ということに気が付き、悩みスパイラルから脱出。その後3ヵ月経過したころには少しですが肌にハリが出て気持ちですが毛穴も目立たなくなった、という感じです。
このようにバクチオールは、エイジングケアや毛穴の引き締め、肌のハリ・ツヤUPなど、さまざまな美容効果が期待できる成分です。また、敏感肌の方でも使いやすく、私がナイアシンアミド配合のクリームと併用したように、他の美容成分と組み合わせることでさらなる効果が得られます。
本記事で紹介した使用方法や注意点を参考に、自分に合ったバクチオール配合アイテムを選び、継続的にスキンケアに取り入れることで、理想の肌を目指しましょう。
バクチオールはスキンケアの新たな選択肢として注目されています。ぜひ、自分の肌質や悩みに合わせて活用し、より美しい肌を手に入れてください!
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